オンスク.JPの社労士講座は合格に足りる?講義15時間と「入門編」表記の意味

社労士試験・講座

※本記事にはプロモーションを含みます

社労士試験の勉強を始めようとすると、まず教材費で止まります。

大手予備校の講座は10万円台が中心です。

その横に、月1,078円で受け放題というサービスが並んでいる。これでは決めようがありません。

そこで、オンスク.JPの社会保険労務士講座を、公式サイトの記載から調べました。

この記事でわかること

  • 公式サイトが講座をどう位置づけているか
  • 講義15時間が試験範囲のどこに当たるか
  • プランによって使える機能が違う点

これ1本で合格を目指す教材ではありません。公式サイトに「入門編講座」と書いてあります。ただ、別の使い道はあります。

オンスク.JP 公式サイトで無料体験を見る

講座の中身

2026年9月6日時点で公式サイトに記載されている内容です。

項目内容
講義動画全107回(約15時間)
練習問題全408問(多肢選択式問題含む)
ダウンロード教材PDFテキスト、音声、講義スライド
その他機能学習管理機能、キーワード検索機能、復習機能
講座開講・改訂日2026年4月21日
担当講師金本 絵美

講義動画は1回あたり平均8分程度の計算になります。スキマ時間での視聴を想定した構成です。

公式サイトが「入門編講座」と書いている

読み飛ばさないでほしいのはここです。

講座内容の説明の末尾に、次の一文が置かれています。

※当講座は社会保険労務士入門編講座です

紹介記事ではこの但し書きが省かれることがあります。ただ、教材を選ぶうえでは、ここが判断の分かれ目になります。

入門編なので、全科目を合格レベルまで扱う本科講座ではありません。安いから薄いのではなく、そもそも役割が違います。

講義15時間をどう見るか

社労士試験は労働基準法から厚生年金保険法まで、10科目にわたります。

厚生労働省の発表によると、直近の第58回(令和8年度)試験は受験者42,510人に対して合格者3,961人、合格率9.3%でした。前年の5.5%から3.8ポイント上がっています。

この試験に対して、講義15時間は「全体を一周する時間」です。各論点を詰める時間ではありません。

逆に見れば、15時間で全体像を一周できます。10科目のつながりが見えないまま分厚いテキストに入って止まる。その失敗を避けるには向いています。

働きながら受験する人が多数派

勉強のやり方を考えるなら、受験者層のデータが手がかりになります。

白書によると、2024年度試験の合格者を職業別に見ると、会社員が59.9%を占めていました。年齢別では30歳代が32.5%で最多です。

仕事を続けながら勉強している人が多数派です。まとまった時間を取りにくい人には、1回5分から見られる作りが合います。

合格したあとの進路については、独立と勤務の収入構造を登録データから読んだ記事で書いています。

オンスクには2つのサービスがある

混同しやすいので整理します。公式サイトでは、学び方で選べる2サービスとして、次の2つが案内されています。

サービス位置づけ特徴
TEPPAN最短で合格を目指すなら書籍+webでトータル学習/1つの講座を効率的に学べる/試験頻出問題、過去問題解説
ウケホーダイ気軽に学びたい方サブスクで低価格/幅広く学べる(70講座以上)/組み合わせ受講でコスパUP

この記事で扱っているのはウケホーダイのほうです。社会保険労務士講座のページでも、プラン案内はウケホーダイとして表示されています。

「月1,000円台で社労士講座が受け放題」と紹介されるのはウケホーダイ側です。一方、公式が「最短で合格を目指すなら」と位置づけているのはTEPPANのほうです。ここを取り違えると、期待と中身がずれます。

料金プラン

ウケホーダイには月額と一括があります。

プラン金額
月額980円(税込1,078円)/1,480円(税込1,628円)
一括8,610円(税込9,471円)/12,790円(税込14,069円)/16,870円(税込18,557円)

気をつけたいことが1つ。公式サイトには、多肢選択式問題はウケホーダイ・スタンダードプランで利用できると書かれています。安いほうのプランでは、練習問題408問のうち多肢選択式が使えません。

また、無料体験は期間が無制限で、自動で有料に切り替わることはないと明記されています。中身を見てから決められる形です。

向いている使い方

3つあります。

1. 受験するかどうかを決める前の判断材料

社労士試験は長期戦です。科目の中身を知らないまま10万円台の講座を申し込むより、先に全体を見るほうが安全です。無料体験の範囲でも雰囲気はつかめます。

2. 学習開始直後の全体像づかみ

本科講座と並行して、最初の1〜2週間で15時間を一周する使い方です。地図を持ってから細部に入る形になります。

3. 通勤時間の復習

音声と講義スライドがダウンロードできるため、机に向かえない時間を使えます。

無料体験で講義の相性を確かめる(オンスク.JP)

向かない使い方

3つあります。回避策とあわせて書きます。

1. これ1本で合格を狙う

入門編と明記されている以上、演習量も解説の深さも本科講座とは別物です。回避策は、役割を分けること。全体像と復習に使い、答案練習は別の教材で確保してください。

本科講座のほうを見るなら、社労士の通信講座を「合格率の分母」で比較したに5社の下限価格を並べてあります。自分の択一式の点数からどのカリキュラムが案内されるかはアガルート社労士、入門・中上級・上級の分かれ目は択一式30点と35点にまとめました。

2. ライトプランで問題演習を回す

多肢選択式問題はスタンダードプランの機能です。演習を重視するなら、月額1,078円ではなく1,628円のほうを選ぶ必要があります。回避策は、申込前にプラン別の機能表を確認することです。

3. 直近の法改正への完全対応を期待する

講座の改訂日は2026年4月21日と公開されています。そのあとに成立した改正は、入っていないものとして扱うのが安全です。改訂日を確かめたうえで、直近の改正点は厚生労働省の公表資料など一次情報で補ってください。

よくある質問

Q. 社労士講座だけのために契約する価値はありますか?

用途しだいです。全体像の把握や復習に使うなら月1,078円は割に合います。合格用のメイン教材として見ると、入門編という位置づけと合いません。

Q. 無料体験だけで判断できますか?

無料期間は無制限で自動課金されないと公式に書かれているため、まず体験して講義の相性を見るのが合理的です。

Q. 他の講座も使えますか?

ウケホーダイは70講座以上が対象です。公式サイトでは、社労士の実務で使えるFPの知識に触れ、FP3級講座との併用が案内されています。

Q. 独学と併用すべきですか?

市販テキストとの併用は成り立ちます。テキストで詰まった科目を動画で聞き直す使い方が現実的です。

本科講座に移る判断をするなら、受験経験者が使える割引を整理した記事も参考になります。

まとめ

  • 公式サイトに「入門編講座」と明記されている。合格用のメイン教材ではない
  • 講義107回・約15時間。全体像を一周する用途に合う
  • 多肢選択式問題はスタンダードプランのみ。ライトでは使えない

教材選びで失敗するのは、値段の差ではなく役割の取り違えです。入門編を本科講座として使えば足りませんし、全体像の把握に10万円を先に払う必要もありません。

無料体験が無期限で自動課金されない仕組みなので、判断は実際に触ってからでも遅くありません。

オンスク.JPの無料体験を申し込む

資格を取ったあとの転職市場については、年収が出典で2倍以上違う理由を分解した記事で整理しています。

この記事で確認したもの

対象:オンスク.JP 社会保険労務士講座の講座内容・料金・プラン別の機能差

時点:2026年9月6日

やったこと:公式サイトの社会保険労務士講座ページとウケホーダイ紹介ページの記載を拾いました。「※当講座は社会保険労務士入門編講座です」という但し書きは、講座内容の説明の末尾に置かれているものです。紹介記事では省かれることが多いので、そのまま引いています。試験データは白書2025年版(2024年度試験)です。

書かなかったこと:この講座を使った人の合格率。オンスク.JPは社労士講座単体の合格実績を公表していません。教材の中身の良し悪しも判断していません。運営者はこの講座を受講しておらず、書けるのは公開されている条件を確認日つきで並べるところまでです。


※記事内の講座情報・料金は2026年9月6日時点でオンスク.JP公式サイト(社会保険労務士講座ページ、ウケホーダイ紹介ページ)の記載を確認したものです。最新の内容は公式サイトでご確認ください。試験の受験者数・合格者数・合格率は厚生労働省「第58回社会保険労務士試験の合格者発表」(令和8年度、2026年10月1日公表)にもとづきます。合格者の年齢別・職業別構成は全国社会保険労務士会連合会「社会保険労務士白書 2025年版」第2章(2024年度試験)によります。

タイトルとURLをコピーしました